社会的活動を通して実践的に学ぶ
海外サービスラーニング
2020/01/20
RIKKYO GLOBAL
OVERVIEW
立教大学では、社会の現場で体験学習を通して学びを深める「立教サービスラーニング(RSL)」を全学部生対象の正課科目として設置しています。
この科目群の中には、海外で社会の課題に取り組むプログラムもあります。今回は、この「海外サービスラーニング」についてご紹介します。
海外サービスラーニングとは
海外サービスラーニングは、海外のコミュニティを訪れて現地社会が抱える課題と向き合い、解決方法を探るプログラムです。立教大学では、フィリピンの社会格差が深刻化する地域で支援活動を行う「RSL-グローバル(フィリピン)」と、国内外9カ所の活動先から1カ所を選んで参加する「RSL-プロジェクト?プランニング」の活動先の一つとして「インドネシアプログラム」の2プログラムを実施しています。
留学?海外インターンシップとの違い
専門分野?言語を学ぶ留学や、就労体験を行う海外インターンシップ、社会貢献活動そのものを目的とするボランティアとは異なり、海外サービスラーニングは「コミュニティが抱える問題に寄り添い、協働しながらシティズンシップ(市民性)を育む」「体験を帰国後の学びやキャリアにつなげる」、この2点を目的としています。
そのため、体験学習の前後には「事前学習」「事後学習」を実施し、社会課題に対してどのようにアプローチするか、今までとこれからの学びにどうリンクさせるかを考える機会を設けているのが特色です。
そのため、体験学習の前後には「事前学習」「事後学習」を実施し、社会課題に対してどのようにアプローチするか、今までとこれからの学びにどうリンクさせるかを考える機会を設けているのが特色です。
身に付く力、帰国後の成長
日本とは全く異なる環境に身を置き、そこに暮らす人々が直面している問題を目の当たりにすることは、自分の常識や価値観を根底から揺さぶり、視野を広げます。「自分に何ができるのか」「そのために何をすべきか」を問う経験を通して、グローバル社会に生きる市民としての意識や他者のために行動する力が育まれ、帰国後の学び、その後の人生を見つめ直すきっかけになります。また、現地では地域の人々や、他国、他大学の学生と協働するため、多様な人々と共にチームを組み、問題解決に挑む力が養われます。
RSL-グローバル(フィリピン)
貧困や社会格差が深刻化する地域で、人々に寄り添う方法を探る
立教大学が加盟するグローバルネットワーク?CUAC(世界聖公会大学連合会)と連携し、フィリピン?トリニティ大学が展開するサービスラーニングプログラムに参加。社会格差や貧困が課題となっているマニラ近郊で、日本国内の聖公会関係大学や他国の学生たちとチームを組み、教育や医療等に関わる支援活動を行います。
RSL-プロジェクト?プランニング
活動先:日本財団学生ボランティアセンター(インドネシア?ジョグジャカルタ)
インドネシアの社会課題と向き合う
日本財団学生ボランティアセンター(Gakuvo)がインドネシアで展開するプロジェクトに参加します。2019年度は現地の人々と共に、低所得層の子どもたちの可能性を広げる教育ワークショップを行いました。
RSL-プロジェクト?プランニングRSL-グローバル(フィリピン)
RSL-プロジェクト?プランニングRSL-グローバル(フィリピン)
立教サービスラーニング(RSL)
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※本記事は季刊「立教」250号(2019年11月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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